新しい年度になりましたね。次女も今年から小学校1年生に進級しました。
こちらの記事で、わが家の次女は年少(3歳児クラス)から別の保育園に転園したという記事を書きました。
実は、年長になってからもお友達関係で悩んだわが子。
今回も単なるよその家の子の成長物語となります。
体験を書くことで、新生活に不安な親御さんに少しでもエールを送れれば幸いです。
※時系列で、園生活について綴っていきます。
年長になって、女子グループから離脱したわが子
転園し、おともだちと色々ありながらも年長へ進級した次女。
年長に入ってから、年中でできたグループのおともだちに顔を叩かれたり、遊んでもらえなくなってきたりしたわが子。
親の薦めもあって、ついにグループだった2人とは距離を置いたようでした。
離れてくれてよかった…。(内心ホッ)
親としては、自分の子が嫌な気持ちになった原因の相手の子が悪く見えてしまうものです..。
その後保育園でどうすごしていたかというと、
- 集団遊びに参加する。
- トランプやゲームに参加する。
- 先生と一緒に過ごす(ピアノを弾いたり、お手伝いをしたり)。
- 1人でぬり絵をする。
- 1人で本を読む。
- 男の子とも遊ぶ。
こんな感じで、その日の気分や状況に合わせて生活していました。
大人数で遊ぶ鬼ごっこなどの集団遊びや大人数でやるゲームなどは「いれて」「いいよ」が通常の流れとなるよう指導されていました。(都合によって「ダメよ」もあると思いますが。)
そのため、わが子も入れて貰えて遊べたようです。
でも、本人はやっぱり仲良しが欲しかった様子でした。
年長になって、新しい仲良しができる!
なんとなくやり過ごす園生活が続いていたわが子ですが、久しぶりにうれしいニュースが。
クラス内で、新しく仲良しになった女の子(Mちゃん)がいるとのこと。
次女がその子から「ずっと仲良くしたいと思っていて、〇〇ちゃん(次女)が好きだった」と話してくれたようです。
よかったね!!!
そこから夏終わりくらいまで、仲良し2人として過ごしてくれていました。
しかしまた、問題が起こります…。
新しい仲良しMちゃんの怒りと束縛
そのうち、わが子がMちゃんが怒って来て困ると言い出します。
次女が気に入らない行動をすると怒り、さらには他の子と遊ばないように言って来たりするとのこと…。
最初は話を聞いているだけでしたが、
そのうち毎日「今日Mちゃん来てるかな…。また怒られるの嫌だなあ…。」と園に行くのを嫌がるようになりました。
前後のやり取りを次女に聞いてみても、何にMちゃんが怒っているのか理解できませんでした。
先生に相談したところ「まずは〇〇ちゃん(次女)がMちゃんに何が嫌だったのか聞いてみて。」
と指導があったので、そうするように次女に促すことになりました。
新しい仲良しMちゃんと離れられない期間が続く
怒っている理由を聞いても、「次女が嫌だと思うことをしてくるから」「怒るのが好き」というMちゃん。
嫌がることをした自覚がなくその理由も困惑する次女は、毎日保育園を嫌がるようになりました。
というか、もうMちゃんのことが嫌いだと断言する次女。
私からは次女には「ママは〇〇(次女)が嫌な気持ちになるのが嫌。Mちゃんじゃなくて他のおともだちと遊ぶのはどう?」
と話をし、長女や夫も同じことを言いました。
でも、相変わらず園では一緒に行動することが多い様子。そしてまた怒られて嫌な気持ちになる、の繰り返し。
次女とMちゃんの2人の関係性がよくわからず、親としては状況が本当に分からないため、また先生に状況を聞いてみました。
「嫌なことって何?教えて欲しいな。」とMちゃんに優しく聞いてみたら?と先生から次女にアドバイスがありました。
毎日「Mちゃん以外遊んでくれない、みんな優しくない。他の保育園に転園したい。」と言うようになります。
先生からは「ご家庭でも前向きな声掛けをお願いします。」と言われたので、そう徹してはいましたが、
すっごく悩みました。でももう年長の10月です。
あと半年で卒園なのに、、、でもこれは転園して解決することではないのでは…。
現状打開策として、習い事を始めてみる
次女が毎日保育園の人間関係が憂鬱なまま過ごしていました。
毎日、夕食の時間と寝る前のお話タイムは保育園の人間関係の悩みのことばかりになっていました。
話を聞く以外で、何かできることないかな~と思い打開策として、
- 習い事を始める(2つ)。
ことにしました。
いまは保育園と家とその周辺だけの人間関係ですが、子どもだけの世界にもいろんな場所がある。と知ることで次女の憂鬱な気分が分散されると思ったのと、来年入学の小学校の近くで習い事を始めることによって、もしかしたら新しいお友達ができるかも?いうねらいがありました。
いままで、習い事に興味のなかった次女ですが、提案したところ自分から「やってみたい。」と言ったのでこれはチャンスとばかりに申し込み。
1つは半年ほどキャンセル待ちだった習い事がこのタイミングで空きが出たので、そちらも即申し込み。
2つの習い事を始めることにしました。
結果、とても良かったです。
1つの習い事は、もともと長女も通っていたので一緒に楽しく通い、ねらい通り入学してから同級生がたくさん通っていることが判明。
最初から知り合いが多い状態での入学は、内弁慶な次女の不安を和らげてくれました。
もう一つの習い事では「おともだちにならない?」と話しかけてくれた子とすぐに仲良くなり、楽しそうに通っていました。
秋に「転園したい」と言い出してから、冬にはもう言い出さなくなっていました。
ただ、この後衝撃の事実がわかります。
むしろ次女からMちゃんに近づいていく事実に困惑
そんなある日、Mちゃんと帰りが一緒になります。
やばい、早く帰ろうとする私を尻目に次女が「Mちゃんもお迎え?Mちゃ~ん、一緒に帰ろう~
」とうれしそうに一緒に誘う姿が。Mちゃんも嫌でもなくまんざらでなさそうな様子。
「Mちゃんの事、嫌いじゃなかったのかな?」と困惑する私。
その後先生から話を聞いても「〇〇(次女)ちゃんの方からMちゃんの近くにいったり遊ぼうとする様子も見られます。」とのこと。
次女の気持ちがこの時ほど分からなくなったことはありません。
あんなに家では嫌いって言ってたのに…。
嫌いって言ってたのは仲良しの裏返し的な?次女のMちゃんに対しての気持ちがよくわからん…。
もう、習い事の送迎やら仕事やらで事実を突き止めるエネルギーを失いつつありながら、次女の園での人間関係は続けて静観することに。
家では楽しく過ごして元気いっぱいだし、親戚や近所の子とは仲良く遊ぶので、保育園で多少人間関係で揉まれるのは仕方ない、という心境でした。
行事を経て、卒園に向けて結束していく年長クラスが気持ちを前向きに
年長クラスというのは、今までの年少・年中クラスとはやはり違います。
各行事で一番見せ場が多く、実りがあるのが年長クラスです。
次女が人間関係で悩み始めた秋からの行事として、
- お泊り会(9月)
- 運動会(10月)
- お遊戯会(2月)
- 卒園式(3月)
- お別れ遠足(3月)
と行事が続いており、親として感じていたのは行事を乗り越えるごとにクラスの一体感が高まっていくということ。
これが年少・年中とは違うので、やはり最終的に年長での転園は考えなくてよかったと思いました。
そのこともあり、次女のクラスで過ごす気持ちも前向きなものに変わっていきました。
- 年長時の行事を通してかかわるお友達が増えた。
- 次女もおともだちも成長して手を出さない、キツイ物言いがマイルドになる。
- 卒園が近づいて、クラスのおともだちとの別れが迫ってくる。
- 相手には都合というものがあり、自分もそうというのが分かってくる。
こんな変化があったと思います。
習い事や家で過ごす時間も増えた次女は、保育園で過ごす時間を前向きなものとして捉えられるようになっていました。
その前向きな気持ちのまま卒園を迎えたので最後には「卒園が寂しい」と言うように。
年中でグループだったお友達とも、最後は「一緒の小学校に行きたかった」と言っていました。
Mちゃんは一緒の小学校ですが、怒ることも束縛もなくなったようで、お別れ遠足では仲良くめいっぱい一緒に遊んだそうです。
分かり合えたのか、Mちゃんが成長したのか最後まで謎でした。
結果的に良い状態で卒園を迎えられた
あんなに「他の保育園に行きたい、誰も遊んでくれない、優しいおともだちはいない。」と言っていましたが、卒園の頃には「一番好きなのは担任の先生とクラスのみんな」と言う始末。
いきなり言う事が変わりすぎてもうついていけない…。
いやあ。年長の行事のパワーって凄い。保育園と担任の先生には感謝しきれません。
私の保育園選びは失敗だったのか?振り返り
わが家は年少からの転園で、隣の県への引っ越しだったため、県をまたいで行ける保育園は全て事前に見学しました。
その上で、今の転園先を選びました。
前回の記事でも、保育園は事前見学必須などと言っていた私ですが、
保育園生活が楽しくなるかどうかは、
- 保育園の環境
- 担任の先生
- クラスのおともだち
- 本人の性格
この要素ですよね。
その内、保育園見学で分かるのは①のみです。当然ですが。
実際①はこの園は方針が変わっているな~、コロナ対策は緩いんだ~(当時流行中)とか見ないと分からない雰囲気や決まりがあるので見た方が良いと思いますが。
ほかの要素はどうにもコントロールできないので、保育園選びにそこまで時間をかけなくてもよかった、もっと流れに身を任せればよかったと卒園した今は思います
結果論だけどね。
思わずいい方向に向かうことも。家庭では前向きな声掛けを続けてよかった。
保育園に行っている間は、子どもの世界になるので親が心配して深刻になっても何も変わりません。
当然と言ってしまえばそうなりますが、私のようにおともだち関係が心配になる方もいるでしょう。
卒園して振り返ると、今回次女の担任の先生に言われたように「家庭で前向きな声掛けをし続ける」ことが大事だったな~と思います。
わが家の次女は今年から新一年生ですが、今後も見守っていけたらと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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